三重県でパッシブデザインの「本当のゼロエネルギーハウス」を建てるなら

「ゼロエネルギーハウス」と「光熱費ゼロ円住宅」は全く別物


こんにちは。齋藤です。みなさんは「ゼロエネルギーハウス」と「光熱費ゼロ円住宅」の違いについて説明できますか??同じような印象を持っている人も少なくないのではないでしょうか??

結論から言うと、僕が絶対におすすめしたいのは、「ゼロエネルギーハウス」の方で、「光熱費ゼロ円住宅」ではありません。

光熱費ゼロ円住宅は光熱費がやたらかかる住宅になります

簡単に言えば、近い将来、今の「光熱費ゼロ円住宅」は、光熱費ゼロではなくなりやたら電気代がかかる住宅に変貌してしまうからです。なぜなら、太陽光発電による余剰電力の買取金額で、高く買い取ってもらえるのは最初の 10 年だけだからです。太陽光を高く買い取ってもらえなくなった瞬間から、「光熱費ゼロ円住宅」ではなくなります。

本当のゼロエネルギーハウスとは

では本当のゼロエネルギーハウスとはどんな家なのでしょうか。これは、その名の通り、実際に使う電力量が創り出す電力量よりも少ない住宅です。

一般的な太陽光発電1kWあたりの年間発電量は、約 1000 〜 1100 kWhです。4 〜 5 kWの太陽光発電を乗せれば、年間 4000 〜 5500 kWhの発電量があります。これに対して使うエネルギーがそれ以下になれば良い、ということです。とてもシンプルな話なのです。

例えば、それが低燃費住宅です。こちらの写真をご覧ください。

昨年 1 月に、仙台市で実際にお引き渡しをした住宅のデータをお借りしました。

半年間の電力量データを見てみると、使ったのが 1620 kWh、4.7 kWの太陽光発電が発電したのが、3,251 kWh

単純計算で 2 倍にして年間にすると、年間で 3,240 kWh使っていて、6,502 kWhも発電します!これが、本当のゼロエネルギーハウスですね!!

ちなみに金額の方で見てみると、半年間で使ったのが 32,805 円で、売電収入が 113,785 円もあります!ゼロ円を飛び越えて、かなりプラスの収入になっています。これが10年続くんですね、とても羨ましいですね(笑)僕も将来家を建てるなら、絶対ゼロエネルギーハウスがいいですね(笑)

それでは次は、詳しい計算と、メカメカ住宅について説明していきます。

「光熱費ゼロ円住宅」の「メカメカ住宅」とは

ここまで読んでくれた方なら、もう既に「ゼロエネルギーハウス」と「光熱費ゼロ円住宅」の違いをわかってくださっていると思います(^ ^)

しかし、今の日本では、機械仕掛けの省エネルギー住宅(通称『メカメカ住宅』と私たちは呼んでいます)を販売している住宅会社の中には、「光熱費ゼロ円住宅」のことを、「ゼロエネルギーハウス」と称して販売しているところがたくさんあります。

そのような住宅を、家の燃費計算方法である「エネルギーパス(「エネルギーパスとは?」参照)」で計算してみると、大半が「次世代エネルギー基準」と呼ばれる、平成11年に推奨基準とされた住宅です。その結果、35坪の家だと、年間に必要なエネルギーは 10,000kWh 。先ほどと同じように、太陽光発電を 4 〜 5 kW 程度乗せると、4,000 〜 5,500kWh しか発電しないので、全くゼロエネルギーにはなりません。

ではなぜ、4,500 〜 6,000kWh も不足しているこのような住宅が「ゼロエネルギー住宅」(正確にはゼロ円住宅)と呼ばれているのでしょうか?

ここからは少し計算が続きます。^_^;

この住宅は年間 10,000kWh を使う家でしたね?この10,000 kWh を次の表の時間帯に使ったと仮定します。

昼間の高い電力 3000 kWh 30円/kWh 90,000円(30円×3000kWh)
夜間の安い電力 6000 kWh 12円/kWh 72,000円(12円×6000kWh)
太陽光で発電した分 1,000 kWh  
合計 10,000 kWh   162,000円

使った電気代は、年間で16万2000円になりました。

次に売電収入です。

少し多めに、年間で 6,000 kWh を発電したとします。上の表で 1,000 kWh をすでに使っているので、残りの 5,000 kWh を電力会社に買い取ってもらうとします。1 kWh あたり33円で、33円×5,000 kWh で、16万5000円。

これで、年間で使った電気代が16万2000円に対し、売電した電気代が16万5000円で、概ねプラスマイナスゼロになりました!!

ただし!余剰電力を33円で買い取ってもらえるのは最初の10年だけです。11年目以降は11円ほどになると言われています。そうなった場合、11円×5,000 kWh で5万5000円になってしまいました!全く「ゼロエネ」でも、「ゼロ円」でもなくなってしまいます。さらに10年後と言えば、電気代がさらに上がるリスク(原発廃炉費用や、再生可能エネルギー賦課金により)もあるので、この程度のマイナスでは済まなくなってしまいます。

本当のゼロエネ住宅を!!

ここまで読んでくださった方には、ぜひ、「ゼロ円住宅」ではなく本当の「ゼロエネルギーハウス」を理解して、近い将来のリスクを減らして欲しいと思っています。

また、この記事の内容はこちらの書籍を参考に作成しました。もっと詳しく低燃費住宅について知りたい方はこちらからお問い合わせください。

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